現金化大辞典

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現金化は違法?キャリア決済の仕組みや現金化の違法性について調べてみた

キャリア決済を行なって現金化する手段は数年前から知られており、急に現金が必要になった方や、支払いなどが一時的にピンチな方の間で好んで利用されています。しかし一方で「これって違法じゃないの?」なんていう声もちょこちょこ聞こえます。そこでこの記事では、キャリア決済の概要や現金化の概要といった基礎的な知識と共に、違法性があるのかどうかについてもご紹介していきます。

キャリア決済とは

キャリア決済を利用した現金化の違法性について考える前に、そもそもキャリア決済とはどのようなサービスなのかを最初にご説明します。キャリア決済はインターネット上のショッピングサイトで買い物を行なった際、その支払いを携帯料金の支払いと合算して清算できるサービスのことを指します。携帯会社が提供している決済サービスで、au、docomo、softbankといった大手三社はいずれも提供しています。細かい決済額や審査基準は微妙に異なり、名称もはっきりと区別されています。

  • au:かんたん決済
  • docomo:ドコモケータイ払い
  • soft bank:ソフトバンクまとめて支払い

キャリア決済のメリットと現金化

キャリア決済を行うことのメリットは、支払いを遅らせられるところにあります。考え方としてはクレジットカードと同じで、買い物で発生した料金の支払いを一時的に立て替えてもらえるわけです。クレジットカードであればカード会社が立て替えてくれますが、キャリア決済の場合は契約しているキャリアが代金を一時的に負担してくれています。

キャリア決済の上限額はクレジットカードとは異なり、最大でも10万円程度と比較的少額ですが、きちんと支払いを行なっている限りは毎月リセットされるので、この枠は侮れません。キャリア決済のこの仕組みにより、現金がなくとも買い物ができるのですが、キャリア決済を応用して現金を手に入れる方法も存在します。それがいわゆる『現金化』と呼ばれる手段ですが、現金化を行うためにはキャリア決済を用いて、最初に金券やギフトカードといった、換金率の高い商品を購入します。

次に、手に入れたその商品を、買取業者に売って換金します。こうすることで、差額分の現金を手に入れられます。現金化で扱う商品は何種類かありますが、基本的な流れは大体同じです。1万円分のギフトカードを85%の換金率で買取してもらえば、即座に8500円の現金が手に入るといった感じですが、急な出費が重なったときなどには、中々便利そうな方法ですね。

現金化は違法ではない

キャリア決済を用いた現金化の流れについてご説明したところで、本題へと移っていきます。現金化を行うことは違法かどうかという点ですが、実はこの行為自体は法に触れるものではありません。現金化という耳慣れない言葉を聞くと何だか怪しい印象を抱くかもしれませんが、不用品や誤って購入した商品、余分に購入してしまった商品をリサイクルショップに売ることと仕組み的には何ら変わらない行為ですから、法律に触れるわけがないのです。要はどのタイミングで何を売りに出すかの違いでしかないわけですから、心配する必要はないでしょう。

業者に買取してもらう場合

買取をしてもらう際、インターネットのオークションサイトやフリマサイトを利用して自分で販売する手段と、業者に買取してもらって換金する手段の二つがあります。業者を利用する場合も違法性はないのかという疑問はありますが、これについてもあまり心配することはありません。ただし過去にはクレジットカードのショッピング枠を利用し、ヤミ金営業をしていたら出資法違反で逮捕された例もあるので、法律の解釈によっては違法と判断されることもあるかもしれません。

とは言え逮捕されたケースは明らかなヤミ金営業でしたし、結果的には商品の売買は行われず、お金の行き来だけがされていたということですから、根本的に現金化とは異なります。出資法違反の容疑で逮捕された業者の例はいくつかありますが、やはりいずれも商品は存在せず、実質的には現金化と言えない環境だったようです。

つまり信頼できる業者を利用している限りは違法性もなく、逮捕される心配もないということです。古物商の認可を得ている業者を利用するなどの注意をしていれば、悪質業者に引っかかる心配もまずありません。ただし現金化自体まだまだ法整備が行き届いていない手段でもあるため、今後どのように解釈されていくかによっては、違法と判断されることもあるかもしれません。この辺りは突然変わっていくこともあるかもしれないので、注意しておくようにしましょう。

キャリアの規約には反する

法律的な解釈からすれば違法性はないと伝えましたが、キャリア決済を提供しているキャリアが提示している規約には違反しているので、完全にセーフというわけではありません。キャリア決済を提供している大手三社はいずれも、換金を目的としたキャリア決済の利用については禁じているので、故意に行なった場合、キャリア決済の利用ができなくなります。また、支払予定額の全額を直ちに請求される可能性もあります。

ですが現実には、キャリア決済の支払いをきちんと行なってさえいれば、現金化を行なっていることが明るみになることはほとんどありません。バレなければセーフだなんてことを開け広げに言うわけにはいきませんが、実際にはそのようにして現金化を恒常的に行なっているユーザーは相当数いるのではないでしょうか。

キャリア決済の支払いが滞った場合

キャリア決済の支払いが遅れた場合、最初に振込通知書の印字されたハガキが郵送で送られます。請求額は遅延延滞料年利14.5%も合算された額ですが、この時点で払っていれば、まだ軽い方です。この通知書を無視すると今度は、利用停止書が送付され、そこからおよそ1ヶ月後には強制解約手続きが行われます。
ここでも更に無視した場合には、督促状が送付され、ここからは債権が裁判所へと移行します。言うまでもなく、この先は差し押さえという段階が待っており、どう頑張っても逃げ切ることはできません。

当然ここまできたら、現金化にキャリア決済を利用していたことも発覚しますし、ブラックリストにも載るでしょう。キャリア決済は魔法の手段ではありません。利用した額はきちんと支払い、滞ることのないように、可能な範囲で利用するよう心がけましょう。

終わりに

結論としては、キャリア決済を用いた現金化自体には違法性がないけれど、換金を目的としたキャリア決済はキャリアの規約に違反している、ということになります。上手に利用すれば役立つキャリア決済ですが、その仕組みや規約についてもちゃんと把握しておくことで、トラブルを回避できるかもしれません。似たような方法で、クレジットカードのショッピング枠を用いて現金化するという方法もあり、現金化も日々広がりを見せているのが窺えます。
ちなみにクレジットカードの場合は、ショッピング枠を利用して指定商品を購入するという流れで、やはり大まかなプロセスはキャリア決済の現金化と大差ありません。現金化に手を出す際はあくまで緊急手段として考えながら、無理のない範囲で行いましょう。