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知っておこう!キャリア決済の仕組みと、便利な利用方法

昨今巷で評判のキャリア決済という言葉。何となく名前は聞いたことがある人や、ぼんやりと仕組みを理解している人も多いのではないかと思いますが、携帯電話を契約している人であれば誰でも利用できるので、非常に便利な機能でもあります。この記事では、知っておくと何かと役に立つキャリア決済の仕組みや利用方法、応用的な活用手段についてご紹介します。

キャリア決済とは

初めにキャリア決済の概要について紹介していきますが、キャリア決済とは簡単に言うと、お買い物した商品の支払いを、携帯料金と一緒に引き落としする支払い方法です。
その場でお金のやり取りをしないところはクレジットカードと同じなので、日頃現金よりもクレジットで支払いをすることが多い方はイメージしやすいかもしれません。
キャリア決済という名の通り、携帯キャリアと契約していなければ利用できないのですが、格安SIMなども含めた、どんなキャリアでも利用できるという訳ではありません。利用できるのはいわゆる大手三社に位置する以下のキャリアです。

  • ・au
  • ・SoftBank
  • ・docomo

 

IOS、Androidなど関係なく、上記のキャリアのうちいずれかと契約していれば、キャリア決済は誰でも利用可能です。ただし同じキャリア決済でも、契約期間や契約キャリア、契約者の年齢などによって利用上限額が変わってくるので、事前に調べる必要があります。
限度額は3社とも10万円となっています(docomoのみ例外が設けられているので後述)。利用可能額については、各社の詳しい条件を順に紹介していくので、自身が当てはまるものを探してみてください。

docomoの場合

docomoはキャリア決済の限度額が契約機関によって異なります。以下の表の通り、最大上限額を利用できるようになるためには、最低でも25ヶ月以上契約していなければなりません。
25ヶ月以上契約すると、利用状況に応じて50,000円/月、80,000円/月、100,000円/月といった区切りで限度額が変更されます。

契約期間が長いほど信用が上がり、限度額も上がっていく形ですが、詳細な限度額はdocomo側で決定されており、利用者はその範囲内で金額を変更できます。稀に優良顧客を対象に限度額が20万円まで設定されているケースもあるそうですが、非常に珍しいケースです。決済自体はipモードかspモードに設定していれば、特別な手続きを行わずに利用可能です。
4桁のspモードパスワードを把握していれば、各種対応コンテンツの支払いや商品購入もすぐに行えます。

契約期間 月毎の設定可能上限額
1〜3ヶ月 1万円
4〜2年 3万円

auの場合

続いてauですが、docomoとは異なり上限額は契約者の年齢に応じて変わります。20歳を超えている人であれば限度額が一万円以上となり、こちらもdocomo同様正確な上限額についてはau側が決定するので、利用者はその範囲内で金額を設定することになります。
またauのキャリア決済は「auかんたん決済」という名前なのですが、こちらはau wallet(クレジットカード/プリペイドカード)と紐付いているサービスとなります。
au walletに登録しないで利用するためにはauIDを持っていなければならないので、いずれかの準備はしておくようにしましょう。

年齢 月毎の設定可能上限額
12歳まで 1,500円
13〜19歳 3万円
20歳〜 1〜10万円

softbankの場合

最後にsoftbankの上限額をご紹介しますが、こちらもau同様、契約者の年齢によって金額が決まります。ただし金額が切り替わる年齢はauとは微妙に違い、20歳以上で最大10万円となっているので、注意してください。

年齢 月毎の設定可能上限額
12歳以上 最大2,000円
20歳 最大20,000円
20歳以上 最大10万円

キャリア決済を行うメリットとデメリット

キャリア決済の概要とキャリア毎の違いについてお分かりいただけたかと思いますが、ここからはそのメリットとデメリットについて見ていきます。
基本的には便利な決済方法なのですが、負の側面も存在するので、利用する前に長所と短所をしっかりと押さえて、賢く利用していきましょう。

キャリア決済のメリット

キャリア決済を利用することによって得られるメリットはいくつかありますが、代表的なのは以下の三点です。

  1. ・対象キャリアと契約していれば誰でも利用できる
  2.  

  3. ・年齢を問わず、現金を持たずに買い物ができる
  4.  

  5. ・ECサイトを低リスクで利用できる

 

対象キャリアと契約していれば誰でも利用できる

それぞれのメリットを順番に見ていきますが、何と言っても魅力的なのは、利用条件の緩さです。
キャリア決済を利用するためには特別な審査を受ける必要はなく、対象となる三社のうちのいずれかと契約を結ぶだけで大丈夫なのです。現金を持っていないときや、給料日前でも利用できるので、いざというタイミングで役立てられます。

年齢を問わず、現金を持たずに買い物ができる

上限額の項目でもご紹介しましたが、キャリア決済は年齢に関係なく利用できます。当然クレジットカードを契約できない年齢の人でも使えますから、買い物の幅も広がります。ECサイトによっては代引きなどによる現金決済を受け付けていないこともありますから、その場合にはキャリア決済が活躍します。

ECサイトを低リスクで利用できる

最後のメリットは安全性に関連する部分です。大手の優良企業はある程度安全ですが、インターネット上には怪しいECサイトも無数に存在しています。
どうしてもそういうサイトで買い物をしたいとき、クレジットカードによる決済はハイリスクですが、キャリア決済ならその問題を解決できます。キャリア決済の手続きは4桁の暗証番号を入力するだけで済むので、クレジットカードのように、番号や有効期限などの重要情報を打ち込む必要もありません。安全面ではかなり信頼できるので、ECサイトでの安全な買い物に役立てられることでしょう。

キャリア決済のデメリット

メリットの次は、キャリア決済のデメリットにも目を向けましょう。デメリットといっても落とし穴的なものではなく、当たり前のことばかりです。例えば支払い面でのことで、あまり多くの金額をキャリア決済してしまうと、支払い月に苦労することになります。この点はクレジットカードも同様で、計画的に買い物しなければいけません。
デメリットとは少し違うかもしれませんが、クレジットカードを手にして間もない人や、計画性のない人が陥りがちな落とし穴なので注意しましょう。

 

他にデメリットのようなものとして、上限額のことが挙げられます。クレジットカードはグレードや年収、利用状況に応じて上限額が何百万、何千万という単位にまで上げることができますが、キャリア決済は最大でも上限額が10万円までです。この金額が多いか少ないかは別として、クレジットカードほど自由がきかないのは確かでしょう。

キャリア決済を利用できる大手サイト

キャリア決済についておおよそのことが分かったところで、実際に利用できるサイトをご紹介します。これから挙げるサイト以外にも多くのECサイトで利用可能ですが、この記事では代表的なサイトを三つだけピックアップしてみました。

iTunes/Google play

携帯端末を契約している方であれば、誰でも必ず利用することになるiTunes/Google playは、キャリア決済について語る上では絶対に外せません。
IOSとAndroid、どちらの端末を利用しているかによって使うサイトは異なりますが、アプリや音楽などに課金した経験のある人は多いのではないでしょうか? キャリア決済はそういった際にも選ぶことができるので、とてもおススメです。携帯料金と一緒に引き落としされるので、収支の管理も行いやすいのが利点です。

Hulu

ストリーミングサービスでお馴染みのHuluもキャリア決済にオススメです。月額およそ1000円で、ドラマや映画、アニメが見放題なので、契約しない理由がありません。他にもprime VideoやNetflixなど、ストリーミングサービスは数多く存在しますが、一つは入っておきたいですよね。

キャリア決済を活用した現金の入手法

最後に、キャリア決済を利用することで、現金をすぐに手に入れる方法をご紹介します。現金化と呼ばれる方法で、キャリア決済を使って購入した金券やギフトコードを、買取してくれる業者に頼んで換金してもらうという仕組みです。この方法であればすぐに現金を振込してもらえますし、買取してもらうギフトコードも、携帯端末とネット環境さえあれば即日手に入れられるので、換金までの流れもスムーズです。

 

換金率も非常に高いので、どうしても現金が必要なときや、すぐに振込してほしいときには手段として覚えておくといいでしょう。ただし中には詐欺まがいの行為をしてきたり、低い換金率で買取しようとする悪徳業者も存在するので、買取業者選びは慎重に行いましょう。