現金化大辞典

今注目の人気現金化業者をランキング形式で徹底解説!

どこまで耐えられる?スマホの防水機能の限界を知ろう

昨今スマホを肌身離さず持ち歩く方も非常に多いかと思いますがそんな中、怖いのが水没による故障です。最近のスマホは防水機能がほぼ標準で備わっていますがどこまでの浸水に耐えられるかは意外と認識がないかと思います。そこで今回は防水機能の限界をご紹介していきたいと思います。

 目次

実はスマホに完全防水は無い

防水はどこまで耐えられる?

機種ごとの防水機能について

まとめポイント

 

実はスマホに完全防水は無い

実はスマホの防水機能は完全な防水ではありません。防水のはずなのに水没した!というクレームが携帯屋によく来るそうなのですが程度によっては防水機能の限界を超えてしまっているのです。以下では防水の定義をご説明したいと思います。

防水の定義

基本としてiPhone、Android共に防水機能は真水で濡れてしまった際の防水のことを指しています。 ものによっては飲料など水以外の成分が含まれている物に耐性がある機種も存在していますが基本は真水にぬれた際漏電やショートから守ってくれるという認識が正しいです。

防水規格のIPとは

スマホのスペックなどで防水機能がある場合「IP〇△」というような表記があります。 このIPとはIngress Profection(侵入に対する保護)という意味で〇△の〇が防塵耐性の強さを示し△が防水耐性の強さを示しています。 例としては「IP46」であれば防塵耐性が4、防水耐性が6という事です。 また、「IPX6」という表記だった場合は防塵耐性が無し、防水耐性が7となります。 こういった規格がある中完全防水と規定できるのは数値が8のもののみとなっています。 防水をうたっていたとしてもこのIPの数値次第では少しの水濡れまでしか耐えられないというものもざらにあるのです。

防水はどこまで耐えられる?

では実際にスマホの防水機能がどういった液体にどの程度まで耐えられるかを確認してみましょう。

お風呂

お風呂は基本的に水道水で真水なので大丈夫だろうという気がしますが実は危ない落とし穴があります。 機種によっては浴室での使用にかんして問題ないとしている機種も存在しますが、基本的にそういった機種も含めほぼすべての機種が石鹸や入浴剤などの浴室で使う製品が触れてしまう事を想定していません。 石鹸などの泡がついてしまった手でスマホに触れたり入浴剤入りの浴槽にスマホを落としてしまった場合、故障が起きる可能性がとても高くなっています。 更にお風呂はお湯やシャワーにより浴室外より気温が上がっています。 スマホは温度変化に弱いためそこで温まった状態で室外の冷気にさらされると結露が生じる事による内部浸水が起きる可能性があります。 外面からの防水機能が備わっている機種でも内部の結露などは防ぎようがないので浸水故障に至ってしまう可能性があります。

雨が降りしきる中スマホの操作をし続けるということはあまりないかと思いますが、カバンやポケットにしまっていた際に実は入れていた場所が雨に濡れ続けていて閉まっている安心感から気にしていなかったら水没が起きてしまっていたというケースは少なくありません。 防水機能の度合いにもよりますが基本的に長時間水にさらされている状況は避けるよう心がけましょう。

海水、プールの塩素水

海水には塩分が、プールの水には塩素が含まれています。 塩分を含んだ水は通電しやすくなるので少しの水濡れでもスマホをショートさせてしまう危険性があります。 また、ショートを免れ適切に水分をふき取れたとしても残った塩分が原因で金属部品を腐食させてしまい故障の原因となる可能性があります。 プールや海などでは動画や写真をとるためにスマホを持つ場合が多いと思いますが濡らさないように気を付けましょう。

真水

これも前提としてIPの数値次第ではありますが、高いIPの数値のスマホであれば基本的に真水では故障は起きにくいと考えられます。 ですが一点注意すべきなのはスマホそのものの経年劣化による機能の低下です。 基本的に防水機能は寿命が2年ほどを想定されています。 購入後使用を続けることにより性能はだんだん落ちていきます。 SIMカードトレイをしっかりと締めていなかったり防水のゴムやキャップが劣化することにより防水機能が性能を発揮しません。

機種ごとの防水機能について

スマホの機種によっての違いはあるか確認してみましょう。ここではiPhoneとAndroidの代表的な機種の防水機能をご紹介したいと思います。

【iPhone SE (第2世代)、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus】

IP67の性能で深さ1mまで/最長30分間の防水テストで耐性を検証済み。

【iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11】

IP68の性能で深さ2mまで/最長30分間の防水テストで耐性を検証済み。

【iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max】

IP68の性能で深さ4mまで/最長30分間の防水テストで耐性を検証済み。

【iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max】

IP68の性能で深さ6mまで/最長30分間の防水テストで耐性を検証済み。

【Xperia 1 III】

IPX5/IPX8の2つの規格の性能テストを実施しています。

IPX5 3mはなれた箇所から毎分12.5Lの水を内径6.3cmのノズルのホースで3分注水して通話機能が損なわれなかった。

IPX8 深さ1.5mの水槽にゆっくりと沈め30分間水底に放置したのち機能が損なわれず通話が行える。

【Galaxy S21、S21+、Galaxy S21 Ultra】

IP68の性能に適合して上記エクスペリアのIPX8と同実験をクリア。

【AQUOS R6】

上記エクスペリアと同じくIPX5/IPX8の性能に適合して同実験をクリア。

まとめポイント

今回は意外と知らないスマホの防水機能の限界や機種ごとの性能差をご紹介しました。一口にん防水機能といっても性能差でどこまで耐えられるかにここまで違いが出る事を認識していた方はあまり多くはないのではないかと思います。記事冒頭でも触れたとおり今やスマホは常に肌身離さず持ち歩く生活の必須アイテムといるからこそなるべく故障は避けて長持ちさせたいところ。 正しく防水性能を知ることによって適切な管理を行い故障を避けましょう。